大阪府立中之島図書館 古代ギリシャ風の図書館

野口孫市まごいちと日高ゆたか

大阪府立中之島図書館は、1904(明治37)年に建てられた新古典主義の建築物です。
設計は、野口孫市と日高胖です。
1974年には、国の重要文化財に指定されました。

野口孫市は、「日本近代の建築の父」とよばれた辰野金吾の下、帝国大学工科大学造家学科で学び、大学院にすすみました。
1899(明治32)年に、住友本店臨時建築部(のちの住友総本店営繕課→日建設計)の技術士となりました。

「営繕」とは、建築物の営造と修繕のことをいい、建築物の新築、増築、修繕および模様替えなどを指し明治維新後、企業は営繕組織をもちました。

日高は、臨時建築部の創設と同時に入社し、野口孫市の片腕となりました。
大阪府立中之島図書館の本館の両翼の増築部分を手掛け、1915(大正4)年、野口孫市が結核で46歳の若さで急逝すると、住友本店臨時建築部の責任者となった人物です。

建 物

正面は、4本の古代ギリシャ建築におけるコリント式の柱で、三角屋根(三角破風はふ)を支えています。まるでローマの神殿、パンテオンのようです。

コリント式とは、柱の上部の飾りがアカンサスの葉の文様となっているスタイルです。
建物に入ると、正面の木造の大階段が来館者を迎えます。
そして天井を見上げると半球体のドーム状の屋根があり、中心には丸くステンドグラスがはめこまれています。

コリント式の柱、アカンサスの葉の文様
大階段
ステンドグラス越しに明かりを取り入れる
日本産の木材が使われて手すり
大正11年頃増築時に設置された文神像。広げた書物に目を向け人間の知性を表現している。大階段の踊り場に向かって左側には野神像がある。人間の野生を表現している
かつて閲覧室であり現在は記念室となっている。初代館長の今井貫一の肖像画などが飾られている
半円の扇窓。大正ガラスがはめこまれている
記念室のテーブルの天板。蜂の巣のよう
シャンゼリア
青銅製の街灯

中之島にあるレトロ建物

日本銀行大阪支店旧館。辰野金吾の設計。1903に建設された
大阪市中央公会堂。1913年に建てられたネオルネッサンス様式の建物

大阪府立中之島図書館
開館時間
月~金:午前9時~午後8時
土:午前9時~午後5時

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