
ムーラッツァロの実験住宅(Muulatsalono koetalo:1952-1954年)は、フィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトによって設計されました。
フィンランドの中央部の都市、Jyväsykylä(ユヴァスキュラ)からおよそ20kmにあるMuuratsalo(ムーラッツァロ)島の岩の湖岸に建っています。まず母屋(1952)、翌年に増築部、サウナは最後に完成しました。
アアルト夫妻は夏至からの1ヶ月ほど、この実験住宅で過ごしていました。
当時は橋もなく、パイヤンネ湖をボートでのアクセスしかありませんでした。パイヤンネ湖はフィンランドで2番目に大きな湖です。
実験住宅は構造に試験的な要素が取り入れられているため、koetalo(koe=実験、talo=家)と呼ばれています。
中庭の外壁と床はおよそ50種類のレンガやタイルがパッチワークのように施されています。アルヴァは、レンガの質や形状、季節によって変わる太陽の差し方などの効果を試していたようです。







母屋のリビングの上にはアトリエとしてロフトがあります。そのほかにキッチン、バスルーム、寝室3部屋があります。
図面には3つ寝室は事務所のアシスタント用と記されていましたが、実際にその用途には使われなかったようです。





















現在もアルヴァ・アアルトの子孫が増築部やサウナを使っているようです。
次回は、ボートツアーの様子をお届けします。
参 考
ムーラッツァロの実験住宅で配布されている説明書
Visit Finland
https://www.visitfinland.com/en/product/90bf366a-5402-4333-b8e3-859217a53388/lake-paijanne/
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