
8月9日はムーミンの日です。
ムーミンは、フィンランドの芸術家で作家のトーベ・ヤンソン(Tove Janson)が紡ぎ出した物語です。
今年2025年は、少し特別なムーミンの日です。
トーベがムーミンシリーズの最初の物語、『小さなトロールと大きな洪水(Muumit ja suuri tuhotulva)』を刊行してから、80年を迎えるからです。
この物語は、ムーミンやムーミンママ、スナフキン、ミー、スニフなど、ムーミンでお馴染みのキャラクターがはじめて登場する『ムーミン谷の彗星』の前のお話、つまりムーミンシリーズ第1号です。
またムーミンの日の8月9日は、トーベの誕生日です。
フィンランドではトーベ・ヤンソンの日とフィンランドの芸術家の日で、2020年から国旗をあげる旗の日となりました。
フィンランドの旗の日は、大きく分けて4種類あります。
🇫🇮 制令で定められ根拠のある旗の日
🇫🇮 慣例的な旗の日
🇫🇮 内務省が推奨する旗の日
🇫🇮 弔慰による半旗
8月9日のトーベ・ヤンソンの日とフィンランドのアーティストの日は、内務省が推奨する旗の日です。
内務省が推奨する旗の日は、今後、国民の動向により慣例的な旗の日に格上げされることもあります。
内務省が推奨する旗の日となった2020年前の2019年のカレンダーには、トーベ・ヤンソンの日の表記がありましたが、カレンダーにもよるのですが、私が持っている今年のカレンダーには表記がありませんでした。


旗の日とフィンランド人が国旗が大好き国民だと知らずにフィンランドを訪れたある日、突然、国旗があちらここらにあがっていて、びっくりしたことを思い出します。
2025年 ヘルシンキの状況
フィンランド、ヘルシンキにあるストックマンデパートの正面入り口では、ムーミンシリーズの最初の物語『小さなトロールと大きな洪水』が発表されて80周年をお祝いして、ムーミンがお出迎えをしてくれています(タイトル画像)。
デパート内の吹き抜けには大きな垂れ幕があり、お祝いムードを高めていました。


また、8Fでは、ムーミン:ストックマンデパート展が8月31日まで開催されています。
無料です。
1950年代に兄のラース・ヤンソン(Lars Janson)とともにトーベは、ムーミンのライセンス会社を設立しました。展示会では、ストックマンとライセンス会社のコラボにスポットライトを当てています。






さらに、ストックマンデパート内では、ムーミンスタンプラリー? も開催されていましました。日本のスタンプラリーのように何か商品がもらえるのでしょうか?



ストックマンでは、日本では完売となったアルテックとトーベのコラボのスツール60も売っていました。





ストックマン前のSuomalainen(スオマライネン)という本屋さんには、80周年をお祝いする小さな特設コーナーがありました。



エスブラナーデ通りのフィンランドの陶磁器ブランドArabia(アラビア)のArabia Moominショップでは、80周年記念マグカップの購入権利を得るための抽選コーナーがありました。
フィンランドでは争奪戦なのでしょうか???
日本では、Arabia Moominやムーミンショップで、購入前に抽選はなく買えるようです。
ちなみに、ムーミン80周年の限定マグ 「HOME(ホーム)」は日本でも購入権利の抽選がありました。


同じくエスブラナーデ通りのムーミンショップも空港内のムーミンショップでも、80周年のバックスタンプがあるマグカップなど、80周年の商品が並んでいました。


トーベ・ヤンソン所縁の地
以前のプログでも紹介しましたが、トーベが幼少期を過ごしたアパート、通っていた学校(現デザインミュージアム)、住居兼アトリエ、ヤンソン家のお墓、トーベ・ヤンソン公園を改めて訪れました。









現在開催中のEXPO2025大阪・関西万博の北欧館パヴィリオンでも、8月9日ムーミンの日にイベントが開催されるようです。
楽しんでくださいね!
Suuntaa lukemiseen!
Tove Janssonin päivä – Suuntaa lukemiseen!
Suomi ulkomailla
https://finlandabroad.fi/web/hun/ajankohtaista/-/asset_publisher/TV8iYvdcF3tq/content/liputuspaivat/384951
Sisäministeriö
https://intermin.fi/suomen-lippu/liputuspaivat/2025
Nimipäivät.fi
https://www.nimipaivat.fi/liputuspaiva
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