金沢白鳥路山楽ホテル

金沢白鳥路山楽はくちょうろさんらくホテルは、石川県金沢市に佇む大正ロマンを感じるノスタルジックなホテルです。
ホテルに一歩踏み入れると、オレンジがかった暖かい色合いの照明が、茶色を基調とした室内に、くつろぎと安心感を与えます。

九谷焼のランプも大正ロマンの雰囲気に味わいを加えます。ラウンジを取り囲むステンドグラスには加賀の四季が描かれています
日本中から集められた九谷焼。壁画のディスプレイ

いたるところに、加賀の伝統工芸が目にすることができます。九谷焼の湯呑みがずらりと一列に連なり、販売もしています。壁には九谷焼のお皿が、金箔に展示されてまるで一枚の絵画のようです。

イタリア生まれの馬をモチーフにしたおもちゃ「ロディ」と九谷焼とのコラボが展示販売されていました。『家庭画報3月号』に、1872年に創立したデンマークのフリッツハンセンのセブンチェアやアリンコチェアが、日本の漆作家によって絵付けされていたものが掲載されていました。近頃は、海外生まれの名作と日本伝統のコラボがブームなのでしょうか?

イタリア生まれの馬をモチーフにしたおもちゃ「ロディ」と九谷焼とのコラボ。春らしいかわいい色合い
『家庭画報3月号』フリッツハンセンと漆作家とのコラボ作品

白鳥路山楽ホテルは、金沢市では珍しく天然温泉があります。しかもサウナも! ただ温度はやや低めです。
温泉は1階にあり、客室からは温泉専用のエレベーターで、浴衣で行くことができます。部屋には温泉に行く用のバスケットが用意されています。
タオルは大浴場にあるので、持っていかなくても大丈夫です。
湯上がりに、ヤクルトやアイスクリームが用意されています。脱衣場にもオレンジュースとウォーターサーバーが完備されています。
脱衣場にある化粧水などはKOSEの雪肌精が設置されていました。

泉質は、ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。
「アルカリ性で皮膚表面の脂肪分や分泌物が乳化して洗い流されるため、体表面からの水分の蒸散が盛んになり、湯上りには心地よい清涼感が得られます。美肌効果・サッパリ感をもちながら、大変温まる湯冷めしにくい泉質」
だそうです。

左に行くと女湯。ヤクルトもふつうとカロリーハーフの2種類が用意されています
ソフトクリームは大人気! もちろんヤクルトもアイスも無料です

部屋は、2018年6月に完成した5階のステンドグラスがはめ込まれた和洋折衷の浪漫ツインでした。
金箔があしらわれていたり、九谷焼のランプにコーヒーカップ、部屋の飲み物に加賀棒茶や加賀ほうじ茶が用意されているのは、金沢のホテルならではです。
朝食がついてないプランだったのですが、ホテルに連絡したところ、大変ご丁寧なお返事をいただき1人3100円でつけることができました。朝食代と入湯税(150円@1人)、宿泊税(500円@1人)はチェックアウト時に支払いました。

ルームツアー
九谷焼の茶器セットと加賀棒茶
ウエルカム和菓子の落雁と九谷焼きのカップでいただく加賀棒茶
コーヒー、紅茶もあります。水も完備
冷蔵庫のなかももちろんフリー
ミネラルウォーターのパッケージは、ラウンジのステンドグラスのデザインと同じです
レストランとロビー以外は、浴衣ででていっても大丈夫。歩き疲れた足に休息時間は助かりました!
部屋のステンドグラス。イエローとマゼンダのバスケットは温泉に行くときに利用しました
金箔をあしらったグラスは金沢らしいです
ドアの新聞入れには、チェックイン時の夜は夕刊
翌朝には朝刊が入っています
鍵がなんともかわいらしい。ここ最近カードキーに慣れているので新鮮。出かけるときはフロントに預ける昭和スタイル? のシステム

朝食は、おもいっきり「和」です。加賀野菜を使い地産地消にこだわった朝食ビュッフェで、金沢を満喫できます。ちなみに、パンなどの洋食の用意もありました。お茶碗やマグカップは九谷焼で、お椀は輪島塗りでしょうか。
テーブルごとに白鳥の形をしたナンバープレートがあり、食事が終わったらそれを伏せる、というルールです。

朝食会場。照明がレトロで落ち着いて雰囲気を醸し出しています
圧倒的に和の朝食
高級魚ののどぐろも、ここ金沢ではあじのひらきのような扱い?
食事が終わったら、スワンを伏せて退席します

白鳥路ホテルをふくめて3つのホテルを巡回する金沢駅西口、ホテル間の無料シャトルバス(法事に使うようなマイクロバスではなく大型バス)もあるので、時間をあわせて利用するも、雪の金沢では賢い交通手段です。
私たちはバスの時間を間違え乗り損ね、ホテルでタクシーをよんでいただきました。
バスの時刻表をはじめ、手作り散策マップなど、白鳥路山楽ホテルのホームページに掲載されています。

ステンドグラスの優しい灯りが続きます
北大路欣也が伯爵の役で歩いていそうな赤絨毯の階段
金沢といえば兼六園。風物詩の雪吊り。金沢白鳥路山楽ホテルから歩いて兼六園に行けます

金沢白鳥路山楽ホテル
〒920-0937 石川県金沢市丸の内6-3
 https://sanraku.kenhotels.com/hakuchoro

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