クリーニング・デー Siivous Päivä
フィンランド語のSiivous Päivä(シーボウス・パイヴァ)を直訳すると、「おそじの日」です。
フィンランド発祥のフリーマーケットとリサイクルの大イベントで、2012年からはじまりました。
5月と8月下旬の土曜日に行われます。
今年の開催は、5月25日(土)と8月24日(土)です。
この日はだれでも、家にある使わなくなったもの、たとえば、洋服、家具、鳥かご、自転車、ツール、おもちゃ、本、漫画から手作り品まで売ることができます(「Siivous Päivä」HPより)。
場所は、自宅、通りや庭、オフィス、運動場です。
筆者は、2017年と2023年の5月にクリーニング・デーに行きました。
2017年には「Siivous Päivä」の旗が、ヴァンハ・キルッコ公園に飾られていましたが、2023年時にはありませんでした。
やっぱりあのロゴがないと!
基本的に出店者はアマチュアなので、お値段もかなり安いです。
中古品なので、洋服であれば穴やほつれ、陶器やガラスであれば傷、カケ、ヒビなどじっくり観察しましょう。
もしも気になる部分があれば、それを理由に値段交渉をすると、ほとんどの場合、安くしてくれます。
マリメッコ、アラビア、イッタラなど、フィンランドを代表する商品を、よい値段で買うことができます。
Retro & Vintage + Design Expo
2014年にはじめて開催され、今年で10年目になります。年に数回行われています。
会場は、ノキア工場跡地を改装したThe Cable Factoryです。
入場料はおとな、10ユーロです。
筆者は、2016年、2019年、2023年のそれぞれ10月に訪れましたが、年々、物価が上がるフィンランドにもかかわらず、入場料は2016年も2023年も10ユーロでした。
今年2024年の入場料をHPで確認したところ、やはり10ユーロでした。
会場内いっぱいに、ヴィンテージが並んでおり、初めて行ったときは大興奮でした。
値段交渉も気負わず試してみましょう!
どんなにたどたどしくても、フィンランド語で数字を言うと、100%交渉は成立すると思います。
もちろん、英語でも対応してくれます。
こういったコミュニケーションは、蚤の市での楽しみのひとつです。
近頃、日本で行われる蚤の市では、「値切り厳禁!」というような無言の圧力が漂い、おもしろみがなくなったと個人的に思います。
フィスカルス・アンティーク・デー FISKARSIN ANTIIKKIPÄIVÄ
1)フィスカルス村
ヘルシンキからカルヤー駅まで電車で1時間、そこからバスで20分ほどでフィスカルスに到着します。
フィスカルスは、オレンジ色の柄のハサミで有名なフィスカルス社が創業した場所です。1649年でした。
1967年に、ハサミの基本モデルの生産が始まるときに、デザイナーは柄の色を赤、黒、緑色にしたかったそうです。試作品を作るときに、機械工がオレンジ色もつくり、結果的に試作品は、赤、黒、緑、オレンジ色の4種類となりました。
黒とオレンジ色の人気があり、社内投票した結果、オレンジ色に決まりました。
フィスカルスは、現在はアーティスト村として、多くのアーティストが住んでいます。
フィスカルスは、ヘルシンキから2時間もあれば行くことができるので、日帰り観光するのにも心地のよい美しい場所です。
2)フィスカルス・アンティークマーケット・デー
アンティークマーケットは、屋外会場と屋内会場とで開催されていました。
屋外はフリー、屋内は入場料が必要です。2018年に訪れたときは10ユーロでした。
みなさんが、ゾロゾロ狭い金網フェンスとフェンスとの間をすり抜けて行くので連いて行くと、屋内会場がありました。
屋外会場だけだと少し物足りさを感じましたが、屋内会場もあり大満足の店舗数です。
商品の値段は、都市のヘルシンキよりも安い印象はありませんでしたが、傷やカケ、ヒビの心配のない状態のよいものがそろっていたように思います(屋内店舗はとくに)。
*日本法人のFiskars Japan Co.,Ltd.は「フィスカース」と表記していますが、本ブログでは、フィンランド語読みの「フィスカルス」と表記します。
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