尾瀬十帖　Oze Jujo　

４）夕　食
シェフは、松本十帖でスーシェフ（副料理長）をつとめられたかたです。フランスで修行されたと話されていました。

料理は、山菜を中心としたからだにやさしいメニューでした。The 郷土料理！　ではありません。素材そのものを活かした料理は、素人にもわかりやすいものでした。

夕食のスタートは、自分でよもぎ餅を焚き火で焼くところから。スタッフの方が焦げないように配慮してくださったので、焦がさずに焼くことができました。胡桃の実を殻からくり抜き、自分が食すものを準備するお手伝いスタイルは、とても新鮮でした。

ほかにも菊芋のコロッケやフキノトウの手打ちパスタ、筍のリゾットなど、デザートは甘酒のムース苺添えでした。どれも、美味しくペロリといただきました。

５）朝　食
朝食も夕食と同様、地産地消。山菜を中心としたおかずと白米です。白米がとにかくおいしかったです。さすが米所、新潟県。お味噌汁の具材は、ご飯をつぶしたおだんごのようなものと根菜です。

アクティビティ

尾瀬十帖では、さまざまなアクティビティを開催する予定です。訪れた４月中旬過ぎはまだ残雪がみられ、スノーシューツアーがありました。夏には、ハイキング、SUP、カヌーなどのアクティビティを予定しているそうです。

私は、電動アシスト付き自転車をレンタルし（ヘルメットも貸していただけます）、大自然のなかをサイクリングしました。

ふだん生活している場所で耳に入る音とは異なる、鳥のさえずり、川の流れ、自転車をかける抜ける風の音……頭もリラックス、すっかりリフレッシュすることができました。

尾瀬十帖を訪れた際は、サイクリングも楽しんでいただきたいです。

おわりに

銀山平・奥只見の自然を堪能するには、１泊ではもったいない！　尾瀬十帖のホームページにも記されていますが、最低でも２泊３日以上の滞在をおすすめします。

インドア派の私も、美味しい食事、尾瀬十帖のスタッフの方々や、白銀の湯のおかみさんとのおしゃべり、はじめて乗った電動アシスト付き自転車のサイクリングなどで楽しむことができました。

銀山平温泉から車で20分ほどの奥只見丸山スキー場は、５月GW頃までスキーを楽しめます。銀山湖（奥只見湖）の遊覧船で、船から雄大な自然を満喫することもできます。もちろん、尾瀬十帖のログハウスや部屋でなにもしない時間を過ごすのもよいでしょう。

開高健ゆかりの地の存続と、銀山平・奥只見の自然保護ために尽力をつくした諸先輩方の意志を引き継いだ尾瀬十帖誕生のストーリーに、おおいに共感できます。

なにより、尾瀬十帖のシェフ、バスの運転手さん、スタッフの方々がみなさん気さくに話をしてくださり、とても温かい時間を過ごすことができました！！

季節を変えて、薪サウナの完成時に再訪したいです。

（大中小のおおきさのカメムシがたくさんいます）